SKIP講演会を行いました<2019.12.26>

サイエンスキャンプ二日目の午後は、「キリン解剖記」の著者である郡司芽久先生に講演していただきました。「『キリン好き』からキリン研究者になるまで」ということで、小さなころからキリンが大好きでキリンの絵はほかの動物よりもちゃんと描いていたこと、「キリンの研究をしたい」と様々な先生に尋ねたことなど、研究者になるまでの経緯を中心にお話しいただきました。そして、キリンの雄が戦うときに首を激しくぶつけ合うけれども、体はお互いに支えあっていることや、第一胸椎が動くことなども動画で見せていただき、説明していただきました。

郡司先生は、「で、キリンの首の骨の研究は、どんな役に立つのか?」と、聞かれることが多かったそうです。今、全く違う分野の研究者から、「キリンの首の構造」について、話を聞かれることが多くなっているそうです。その中の一つが、ロボット研究。キリンの首の動きは、「柔らかく動くロボット」の実現に大きく寄与する可能性があります。

高校時代には生物学よりも、数学や物理が好きだった郡司先生。「ロボット研究者と話すときに、数学や物理が好きだったことが非常に役に立っている」そうです。SKIP受講生の皆さんも、様々なことを学んでいきましょう!

郡司先生、ありがとうございました