12月のサイエンスカフェを実施しました

12月10日、筑波大学大学院 人間総合科学学術院の鈴木一平さん(D2)による「人と計算機による視点の変換とさまざまな研究のかたち」のお話がありました。

鈴木さんは、「Human Computer Interaction」の分野で、「撮影」「視点変化の体験」「表示」の3つの視点から、計算機を活用して、目の前の人が困っていることを解決できるよう研究を進められています。

カフェでは、映画などのコンテンツの違法な流通を不可能にする技術の開発のお話、ろう者とのコミュニケーションのために開発した音声認識した文字を透明なスクリーンに表示するsee-through captionsのお話、low visionの方が視覚情報の多い結婚式で感動的な体験ができるシステムつくりのお話がありました。

お話の中で鈴木さんは、研究を通じて「ユーザー(人)と関わり、開発したものを改善する」ことの大切さや、直ぐに活用できるよう、1から作ることにこだわらずにすぐに使えるものを活用するなど「早く作ってサイクルを回すことに重きを置いてみる」ことの大切さを教えてくれました。