サイエンスカフェを開催しました<20210206>

今回はJAXAの小倉暁雄研究員に、宇宙太陽電池についてお話いただきました。

小倉さんからは、宇宙で人工衛星が電源を確保するために太陽電池が開発されたことや、太陽光エネルギーを効率よく電気に変換するために太陽電池技術の開発が進んでいることを、わかりやすくお話していただきました。小倉さんによる宇宙太陽電池博士の認定クイズには何問正解できたかな?

 

宇宙太陽電池は人工衛星に搭載され、人工衛星の様々な電源となっていること、日本の人工衛星で初めて太陽電池を搭載したのはSHINSEI(1971年)だと教わりました。太陽光を効率よく変換するために太陽の光エネルギーの大きさごとに回収する「多接合太陽電池」の開発が進んでいて、それは宇宙だけではなく私たちの生活にも活用が期待されていることも学びました。現在の一般的な家庭用の太陽光パネルの電気への変換効率は約19%だそうですが、開発が進めば変換効率はもっと高まりそうです。小倉さんのラボには宇宙太陽光を発生する機械がありましたね。JAXAには他にも宇宙研究のための特殊な機械がたくさんあるそうです。近い将来、これらの機械を使って研究をする人材がSKIPから出てくるかもしれませんね。期待しています。