サイエンスカフェを開催しました<2021.9.25>
筑波大学人間総合科学研究群情報学学位プログラム修士1年稲田和巳さんによる1回目のサイエンスカフェ「コンピュータでモノを作るとは?」を開催しました。


テクノロジーを使って芸術表現に取り組んでいる稲田さん。「コンピュータは最強の万能ツールだから、画面の中だけではなく、触って感じられるものをつくるのに使おう。」と、稲田さんが画面の外に出した作品を見せていただきました。どれも素晴らしかったですね。「画面の中では問題にならないことが、現実世界では思わぬ障害が生じる」「デジタルな世界で無視できるものが、現実世界では全て降りかかる」など、作品を作るうえで様々な苦労があることを教えてくれました。コンピュータのなかで作ったものを現実世界に引き出すデジタルファブリケーションの選び方も重要だと話され、実際にCADを使って数値化した正確な設計図の作り方をみせてくれましたね。芸術作品のアイデアはどこから生まれるのですか?という受講生からの質問に「ノートに手書きした、過去の資料を見ているとき」と答えられました。SKIPのみんなも実験ノートを見返してみたら、新たな研究アイデアが生まれるかもしれませんね。