第5回全体プログラムを行いました
2018年2月18日(日)に第5回全体プログラムを行いました。
今回は高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 構造生物学研究センターで見学と実習をおこなっていただきました。
まずは、構造生物学研究センター長の千田俊哉先生からのお話しと研究所のご紹介がありました。
構造生物学研究センターでは、生物の生体反応の仕組みや細胞機能の解明のために、生物の体を構成する、わずか数ナノメートルほどのごくごく小さな生体内分子の構造を、X線を用いて解析しています。
今回は「タンパク質のかたちって?」というタイトルで、タンパク質のかたちを研究所でどのように解析しているのか、そして受講生も実際に実験を行って結晶の作成から観察を行いました。

続いて、放射光科学研究施設フォトンファクトリーを見学させていただきました。
ここでは、加速器について、様々な装置について、施設内で実験する研究者の皆さんがどんな研究をしているかお話いただきました。
大規模な研究施設にドキドキ・ワクワクでしたね。
午後は、タンパク質の結晶作りの実験と、構造生物学研究センターの結晶化ロボットの見学に行きました。リゾチームという卵白に含まれるタンパク質を結晶化させて顕微鏡で観察・スケッチをしました。
初めてのマイクロピペットでの作業。作った結晶を観察してみます。
構造生物学研究センターの結晶化ロボットは皆が手作業で行った実験を全自動で、正確に、そして同時にたくさんのサンプルについて進めていくことができます。初めてみる最先端のロボットに感動でしたね!
今回、物質構造科学研究所・構造生物学研究センターの皆さんからたくさんのことを教わり、貴重な経験をさせていただきましたね。ここで体験したこと、学んだことはがこの先きっと皆の将来の糧になるはずです。これからも大事にしていきましょう。