サイエンスキャンプを行いました<2019.8.19-20>

2019年度のサマーサイエンスキャンプを行いました。

例年通り、茨城大学宇宙科学教育センターにて、米倉覚則先生に、パラボラアンテナの仕組みや、どのように使われているのかといったことを、教えていただきました。間近で見るパラボラアンテナはとても大きく迫力満点でした。真ん中に見える穴の大きさが3mもあるなんて、驚きです。

その後、星形成について百瀬宗武先生に4次元シアターでの映像を交えながら説明していただきました。CDを使った分光器を作り、様々な光源の光を見ると、似たような光であっても分かれ方が違うことや、そのような仕組みを使って宇宙の観測が行われていることを知り、自分たちと宇宙のつながりを実感しました。

二日目は地層の観察でした。岡田誠先生にご案内いただき、石炭層や昔は深い海の底だった地層の観察を行いました。高萩には、日本では珍しく石炭層が露出しているところがあります。「石炭」という名前は知っていても実際にどのようなものであるのか、どのような場所にあるのかは知らない人がほとんどだと思います。自分の目で見て、自分で採集した石炭、大切にしてくださいね。

メンターとして茨城大学の学生さん7名と筑波大学の学生さん3名にも参加してもらいました。大学生活についてなど普段なかなか聞けない話も聞けて、とても楽しかったようです。

■受講生の声

「最初はきんちょうしていたけど、途中からはみんなと仲良くなれたのでよかったです。簡易分光器で光をのぞくと太陽の光やオレンジ色の光、白熱電球によって見える光が違うなんて初めて知りました。(小5男子)」

「4次元シアターでCGの画像を実際に見ることによって、その場で本当にタイムスリップして、ほんとに起きたときの状況を理解することができました。(中1女子)」

「パラボラアンテナに登った時、とても高かったので驚きました。動いている時も見ることができたので、よかったです。(中1男子)」

「天体望遠鏡で、凹凸レンズをはめたり耕作するのがとても楽しかった。望遠鏡を見たとき、すべてさかさまに映ったことにびっくりした。今日はたくさんいいことが体験できて、本当に良かった!(中1女子)」

「地層見学では、地層の表面だけでは中の地層を判断できないということが印象に残りました。地層からその土地のでき方までがよくわかるのが、とてもすごかったです(中2女子)」