筑波植物園に行きました<2017.10.1>

2017年10月1日に国立科学博物館つくば植物園にて、全体プログラムを行いました。この時期は「きのこ展」の開催で、植物園は大賑わいです。

午前中は植物研究部多様性解析・保全グループの堤千絵先生の案内で、セコイヤなどの大きな樹木や、野生では絶滅してしまったコシガヤホシクサの観察などを行いました。水のない環境で、植物がどのように水を確保しているのか、植物同士でどのようにコミュニケーションしているのかなど、実際に植物を見ながらの解説は受講生の皆さんにとって、印象に残るものだったと思います。

午後は、植物研究部菌類・藻類研究グループ保坂健太郎先生にキノコについてたくさんのことを教えていただきました。私たちが普段目にするきのこは、「子実体」。子実体は小さいものが多いけど、きのこの菌糸は地中の広い範囲に広がっていること、ツボとツバのあるなしとひだの違いでおおまかにきのこの分類ができることなど、たくさんのことを教えていただきました。きのこのことを好きになった人も多いのでは?

SKIPでは多くの研究機関が集まっている地域性を活かして、様々な分野の研究者の方に実習をしていただきます。その分野のことを大好きな研究者の方々と直接触れ合うことで、科学への興味を深めていってほしいと考えています。次回は地質標本館とJAXAです!

オーストラリアの樹木バンクシアは山火事のあと発芽するそうです。

「ならたけ」は地中で数km四方に菌糸を伸ばしていることなど、「へー」の連続でした。