サイエンスカフェを開催しました<2020.10.31>

筑波大学生物学類3年の内山龍人さんに「虫採り大学生の虫の話」をしていただきました。

昆虫好きなSKIP受講生が待望した昆虫のお話です。

講師の内山さんは、小学1年から高校生までセミについて研究を進めてこられました。研究始めは興味に従って観察していたそうですが、次第に研究の進め方、論理的思考力や研究内容をまとめる力が必要であることを学んだそうです。

大学生になってからは、実験可能な期間が限られているセミから、一年中観察するために飼育可能なゲンゴロウに研究対象を変更。ゲンゴロウを自宅で飼育・繁殖している様子を見せてくれました。内山さんの昆虫愛、そして研究から得られた興味深い結果に刺激を受けた受講生からは、沢山の質問が寄せられました。楽しそうに質問に答える内山さんの姿を見ていると、近い未来のSKIP受講生の姿が思い浮かびました。

■■受講生からの質問(抜粋)■■

Q:セミの羽化の成功率は、どのくらいですか?

Q:どんな条件の日に羽化しやすいですか?

Q:セミの匂いを嗅いだことがないのですが、人が感じる匂いがあるの?

Q:羽化するタイミングについて、生物時計などの他の考えなどはなかったのですか?

Q:ゲンゴロウの繁殖で、1番大変だった種類は何ですか?

Q:羽が反り返った蝉には何かデメリットがあるのですか?

Q:素数ゼミが素数の年に羽化するメリットは何ですか?

Q:日本と外国のセミの違いはありますか?

Q:蝉が道路に転がっていて、近づくと暴れるのはなぜですか?

Q:採集で困ったことがありますか?

Q:羽化する向き(特に上下)は重要なの?