2024年度第1回サイエンスカフェを開催しました<2024.11.17>

2024年11月17日(日)、2024年度プログラム第1回目となるサイエンスカフェを開催しました。今回は筑波大学芸術系教授の小山慎一(こやましんいち)先生をお招きし、「心理学を使った『見やすいデザイン』『使いやすいデザイン』」をテーマにご講演いただきました。

小山先生は、心理学とデザインの関係について多面的に解説され、特に新紙幣のデザインを例に挙げながら、見やすさなどの工夫について説明してくださいました。デザインにおける心理学の応用として、フォントや配色の選択、視覚探索課題を使った実験結果を交えながら、視覚の仕組みがどのようにデザインに活かされているかを具体的に示されました。

また、医療や日常生活での見間違いを防ぐためのデザインや、弱視や色覚障害の方々に配慮したカラーユニバーサルデザインの重要性についても触れられ、デザインが人々の生活に与える影響について考えさせられる内容でした。