化学実習をオンラインで実施しました<2021.12.26>

筑波大学大学院 博士前期課程2年の宮下 椋さんに3つの化学実験を教わりました。

1つ目は宮下さんの専門である液晶の実験です。液体と混ぜると液晶になるライオトロピック液晶を作りました。液晶にはいろいろな構造があり、今回作った液晶はらせん構造を示す液晶(コレステリック相)です。宮下さんの研究では、構造を持つ液晶の中で化学反応を行うことで、その構造と同じ模様をもつ物質を作り出しているそうです。

2つ目は尿素の再結晶化の実験です。それぞれが作ったモールのツリーに尿素液が毛細管現象により上昇し、再結晶化する様子を観察しました。尿素を溶解したときの水の温度変化も調べましたね。S君(中2)が撮影した画像を紹介します。みんなのツリーはどのように変化したでしょうか?

3つ目は消毒用エタノールに水を加えることで発熱する反応も調べました。

身近なもので化学反応を体感できた、楽しい実習でした。