10月のサイエンスカフェを開催しました<2023.10.9>

10月のサイエンスカフェでは、株式会社文一総合出版で編集のお仕事をされている、今井悠(いまいはるか)さんに講演いただきました。

先月行った生物実習でも文一総合出版の生物系のハンドブックを使いましたね。今井さんの出版社では、もっと専門的な図鑑や子供向けの児童書なども出版されており、何を題材にするか、どの形態の本にするかは、読む側のニーズに合わせて選んでいるとのことでした。生物分野では、花や鳥の本が多く出版されているそうですが、それは読む側が身近に観察できることや、読む側の感情的なこと(虫が嫌いなど)も関係しているそうです。

 

研究と出版のお仕事の違いについてもお話し頂きました。研究は、科学をしていて、論文に重視していて、人類のために行っている一方、出版は商業であり、販売数に重視していて、読む人のために行っていることでしたね。研究と出版では、色々と違いますが、大学や大学院で行った科学研究のノウハウ、スキルを編集のお仕事に活かしていると今井さんはお話しされていました。