第4回全体プログラムを開催しました
2019年1月27日に高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所構造生物学研究センターにて、全体プログラムを実施しました。
最初にセンター長の千田俊哉教授に「タンパク質の’かたち’を調べる」として、タンパク質の大きさやたんぱく質を結晶化する意義などをお話しいただきました。結晶化して、タンパク質の形がわかることは、さまざま病気の治療にもつながるのですね。
その後はフォトンファクトリーの見学をしました。フォトンファクトリーでは加速器で、電子をほぼ光の速度と同じにし、磁場を使って曲げることで、明るく波長の短い光「放射光」を発生させているそうです。この放射光により、タンパク質の分子構造がわかります。フォトンフォクトリーでは「はやぶさ」が小惑星イトカワより持ち帰った岩石の分析も行われました。
午後は、いよいよ自分たちでタンパク質を結晶化します。卵の白身の中にあるリゾチーム(タンパク質)を結晶化し顕微鏡で見てみると、3Dで描いたような立体が!結晶化というと、塩や砂糖、金属といったイメージですが、タンパク質も本当に結晶になるんですね!
今回も千田先生をはじめ、多くの先生方にお世話になりました。本当にありがとうございました。