サイエンスカフェを開催しました

講演タイトル『水泳を科学的に見る 競技への研究の応用』(Zoom)

12月19日のサイエンスカフェでは、筑波大学 体育系の角川先生に、スポーツ科学を活用して的確なトレーニング法を指導する「コーチング」について講義いただきました。

泳ぐ速度は推進力と抵抗力の2つにより決まるそうです。角川先生は学生時代、推進力と抵抗力を正しく評価するために水泳ロボットを開発し、圧力センサーを測定する研究をされました。この研究は国際的に高く評価され、Biomechanics and Medicine in Swimming学会で最優秀の若手研究者に授与されるアルキメデス賞を受賞されました。現在では、モーションキャプチャーやPIV(粒子イメージ流速計測法(Particle Image Velocimetry))分析も取り入れ、速く泳げる選手の水泳中の水の動きを調べ、トレーニング法の研究に役立てているそうです。

水泳生理学のお話では、水泳種目(短距離、中距離、長距離)が違えば、エネルギー源やその消費量も違うことを教わりました。

筑波大学の温水プール施設では,水泳を研究する様々な設備があるそうです。ぜひ見学したいですね。